データで振り返るCI/CD Conference 2021 参加者編
こんにちは!CloudNative Days運営委員です。
CFPを出す際に「どういう人たちに向けて喋るか」という事を考える方は多いかと思います。
そこで今回は、以前に開催したCI/CD Conference 2021 by CloudNative Days(以下CICD2021)の参加者アンケートをもとに、CICD2021の参加者傾向を見ていきたいと思います。
現在プロポーザル募集中のCI/CD Conference 2023 by CloudNative Days (以下CICD2023)にCFPを出す際の参考にして頂けると幸いです。
ただ、あくまでも前回参加者の統計であり、今回も同じとは限らない点にはご留意ください。
対象データ
イベントに参加登録する際に、アンケートへの回答をして頂いています。
CICD2021では1,983名の方にご回答頂きました。有難うございます。
今回はそのデータから
- クラウドネイティブ技術の活用フェーズ
- クラウドネイティブ技術を活用する立場
- ご自身の職種
- コンテナを管理するテクノロジー
- コンテナを導入している環境
- Kubernetesを管理しているテクノロジー
- サーバレスを管理しているテクノロジー
- CI/CD Pipelineを管理しているテクノロジー
の統計を紹介します。
クラウドネイティブ技術の活用フェーズ
本番環境で活用されているという回答は全体の1/3ほどです。
これは2021年のデータのため、今回はもう少し増えるかもしれません。
クラウドネイティブ技術を活用する立場
自社サービス/システムに使用されているという回答が多いようです。
ご自身の職種
アンケートの設問が分かりにくかったかもしれませんが、アプリ開発の方が少なめだったため、CICD2023ではアプリ開発の方にもぜひご参加いただけると幸いです。
コンテナを管理するテクノロジー
開発環境ではDocker Composeを使って、本番ではKubernetes、Amazon ECS、Cloud Run、OpenShiftを使っている方が多そうな印象を受けました。
コンテナを導入している環境
コンテナを導入している環境はパブリッククラウドを利用されている方が多いようです。
Kubernetesを管理しているテクノロジー
EKS,GKE,AKSとマネージドKubernetesが非常に多く、そのあとにパブリッククラウドに非依存なKubeadm、OpenShift、Rancherが続いています。
サーバレスを管理しているテクノロジー
こちらもKubernetesと同様に、マネージドな環境でサーバレス環境を運用している組織が多いようです。
CI/CD Pipelineを管理しているテクノロジー
GitHub Actionsを使っている方が多く、そのあとにJenkinsやGitLab、CircleCIといったツールを導入している方が多いようです。
まとめ
マネージドなKubernetesを使っていて、自社サービス向けのCI/CD環境を管理されている方が多かったようです。
CI/CDツールを導入済みの方も多く、今後の活用方法や、他のツールの情報収集などを目的に参加される方が多かったのかもしれません。
ただ、冒頭でも申し上げましたが、これは過去に行われたCICD2021のデータのため、あくまでも参考程度にしてください。
CICD2021では『技術を知り、試して、取り入れる』というコンセプを掲げ、2回目である今回はより具体的に『ともに回す高速なアプリケーション開発ライフサイクル』をコンセプトとして掲げました。アプリケーション開発者の方により多く参加・登壇して頂きたいと考えています。
登壇者は、配信中のチャット、SNS、アンケートの結果などを通して参加者から得られたフィードバックを、既存の仕組みの改善に活かすことができます。
登壇者・参加者が相互に学び合ってエンジニアや組織が成長し会えるコミュニティを目指しています。
CICD2023ではCFPを開始しています。皆さんの応募を心よりお待ちしております!